■主な活動 |
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経済的支援 |
現地の生産者から製品を買い取り、日本で販売する。 |
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啓蒙活動 |
販売を通して、グアテマラの現状や生産者の様子を消費者に伝える。 |
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ネットワークの形成 |
グアテマラの支援にかかわる組織同士をつなぐ、パイプ役を目指す。 |
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■設立主旨 |
グアテマラはメキシコの南、中米北部に位置する共和国です。住民の過半数がインディヘナと呼ばれるマヤ系諸民族を中心とする先住民族で構成され、多彩な民族文化が今も継承されています。特にグアテマラ・レインボーとも呼ばれる伝統織物は世界的にも高く評価されています。 しかしながら30年の長きに渡る内戦の間、先住民に対する人権侵害が甚だしく、内戦が終わった今も、貧富の格差が問題となっています。
日本はグアテマラに多くの青年海外協力隊を派遣してきています。その中には地域の開発を担う隊員も多く存在しています。しかしながら現金収入の増加を目的として手工芸品や農産物の加工品を指導しても販路の確保が出来ず、活動にも制限が出てきているのが現在の問題です。グアテマラ国内の市場には限界があります。安さがまず第一で品質は二の次。品質のよいものはコストが高くなり、競争できないのです。 隊員の関わっている生産者グループだけではなく、他のグループでも今まで外国のNGOが関わって技術指導していたところが撤退して、残された現地の生産者たちは販路がなく、そのままグループが消滅してしまったりすることもあります。 このような人たちを何とかうまく拾い上げて日本で販路を広げ、フェアトレードを行い、生産者のモチベーションと現金収入の増加をめざそうというのが現在の構想です。 グアテマラといえば日本ではコーヒーが広く知られていますが、多くの先住民の村では、現金収入の必要から、劣悪な労働条件下での出稼ぎがいまだ多く存在しています。また近年のコーヒーの国際価格暴落は、さらに労働環境の悪化に拍車を掛けています。フェアトレードによる適正な価格でのコーヒーの買い取りは、こうした状況の改善にも有効だといえるでしょう。
※「グアテマラ生産者支援ネットワーク」はあくまで隊員およびフェアトレードにかかわる人々の自主的な組織であり、JICAおよび青年海外協力隊に属する公式な組織ではありません。 |
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■これまでの経緯 |
もともと、グアテマラの青年海外協力隊の中ではフェアトレードに関心を持つ隊員が多くいました。村落開発の一手法として関心をもつ隊員やグアテマラの伝統織物に対する興味からなど、動機は様々でしたが、ともかくもそれぞれの隊員活動の幅を広げるため、隊員会の活動の一環として2001年8月、フェアトレード分科会を発足することになりました。 しかしながら、隊員活動には2年間という制約があり、継続性に問題があったこと、また隊員の身分で商取引を行うことは隊員倫理規定に抵触する可能性があることから、実際のトレードを行うためのNGO「みるぱ」を同時に立ち上げ、隊員OB・OGの手によって運営を行うこととしました。同時に隊員による分科会活動と「みるぱ」およびフェアトレードに係わる人たちを相互に結びつけるネットワーク型の組織として「グアテマラ・フェアトレードの会」を組織しました。 2003年にはNPO法人取得を目指した組織の改編を行うと同時に、フェアトレード製品の販売を受け持つNGO「みるぱ」との統合をすすめ、「グアテマラ生産者支援ネットワーク」として活動をスタート。現在に至っています。 |
■活動記録 |
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2001年度 |
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2002年度 |
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2003年度 |
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2004年度 |
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■今後の予定 |
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